■ (県内情報)格安をうたう偽の通販サイト 〜検索結果やSNSが入り口〜〈 内 容 〉 20日ほど前、ネットで検索した有名家電メーカーの通信販売サイトで、7割引きと格安で販売されていたテレビを注文し、代金3万円をカード決済した。受注メールは届いたが到着予定日を過ぎても商品が届かず、家電メーカーに確認したところ偽のサイトを利用したことが分かった。どうすればいいか。(60代、女性)
★ 消費生活センターからのアドバイス ●有名メーカーなどのウェブサイトによく似た作りで、正規サイトの価格よりかなり安く商品を販売する偽(模倣)サイトを正規サイトと思い利用したところ、「注文したのに商品が届かない」「注文した商品とは違うものが届いた」といったトラブルが増えています。特に家電製品、台所用品、生活雑貨などの公式通販サイトを装った偽サイトで商品を注文してしまったという相談が、全国の消費生活センターなどに多く寄せられています。
●消費者が検索サイトでブランドや商品の名称などを検索した際に、偽サイトへのリンクが検索結果に表示されることがあります。消費者は目当ての商品が安売りされていると思い、偽サイトにアクセスしてしまいます。また、交流サイト(SNS)の広告などからアクセスしてしまう事例も多く見られます。
●格安の販売価格を表示して消費者を誘い込むという手口は、偽サイトの典型的な手口です。サイト内の多くの商品が大幅に安くなっている場合には要注意です。 この他にも▽商品説明などの日本語が不自然▽事業者への連絡方法が問い合わせフォームやフリーメールのみ▽事業者の所在地の記載がない▽支払方法が個人名義の銀行口座振り込みのみ▽クレジットカード決済しか選択できないなど支払い方法が不自然―といった場合は偽サイトではないか疑うべきです。安易に注文せず、ネット上に当該サイトに関するトラブル情報がないか確認しましょう。
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