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■ (警戒情報)食品による子どもの窒息に注意! 〜球形のチーズによる死亡事故が発生〜

〈 内 容 〉 球形のチーズによる事故例
・夕食時に子どもにキャンディータイプのチーズを与えた。子どもが苦しんでいる様子に気づき、すぐに吐き出させようとしたが出て来なかった。救急車で搬送された病院に入院していたが 12 日後に亡くなった。 (1歳 男児)
・子どもに球形のチーズを食べさせていたところ、急にむせ始めた。泣き声は出ていたがかすれ声で、顔色も悪くなっていたため救急車を要請した。保護者が背後から腹部突き上げ法を行ったが何も出てこず、口の中に指を入れて掻き出したところ、ドロドロのチーズの小片がいくつか出てきて、顔色も良くなった。 (1歳 10 ヵ月 女児)


★ 消費生活センターからのアドバイス

●幼い子どもで食品による窒息が起きやすい理由として、子ども側と食品側に次のような要因があるとされています。

< 子ども側 >
・食べる力:噛み切れない、飲み込めない、咳で押し出せない
・食べる時の行動:食べながらの「おしゃべり」や「遊び」
※ 窒息につながりにくい“食べ方”
  水分を摂ってのどを潤す、一口にたくさん詰め込まない、よく噛む、食べることに集中する

< 食品側 > 窒息を起こしやすい食品
・丸くてつるっとしているもの:ブドウ、ミニトマト、さくらんぼ、ピーナッツ、球形の個装チーズ、うずらの卵、ソーセージ、こんにゃく、白玉団子、あめ、ラムネ など
・粘着性が高く、唾液を吸収して飲み込みづらいもの:餅、ごはん、パン類
・固くて噛み切りにくいもの:リンゴ、生のにんじん、水菜、イカ など

●球形の個装チーズなど窒息を起こしやすい食品は、無理なく食べられるよう小さく切ったりつぶしたり、加熱して形状を変えて与え、飲み込むのを確認しましょう。

●窒息したと思ったら、直ちに救急要請、背部叩打等による異物除去を試みましょう。
※ 窒息しているかもしれない“行動・症状”
  のどを押さえる、口に指を入れる、声を出せない、呼吸が苦しそう、顔色が急に青白くなる

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