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相談事例集 |
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■相談事例118: アダルトサイト請求(プリカ詐欺 注意して)
一昨日、スマホで無料アダルトサイトにアクセスし、動画再生をクリックしたところ、突然「未入金状態になっている」と表示された。びっくりして業者に連絡し、間違って登録になったと伝えたが聞き入れられず、未入金は20万円だが、本日正午までに支払えば12万円でよいと言われ、結局支払うことになった。指示されるままコンビニで電子ギフト券を12万円分購入し、ギフト券のコピーをファックスで送ったものの、納得できない。(20代、男性) |
無料のアダルトサイトを見ていたら突然料金を請求されたという相談が増えていますので、注意してください。 まず、アダルトサイトのワンクリック請求に応じる必要はありません。そして、業者には決して連絡してはいけません。「退会はコチラ」「誤操作はコチラ」などのボタンが用意されていても押さないでください。押せば連絡するよう仕向けられ、強く請求されるだけでなく、名前や電話番号など個人情報を与えてしまうことにもなりかねません。 料金支払いにプリペイドカード(以下、カードといいます)を購入させるケースが最近多くなっています。カードには大きく2種類あります。一つは商品券や図書カードなどのように、それ自体に価値が記録され使用するタイプのもの。もう一つはカード発行会社のサーバーに価値が記録され、渡された番号などをインターネットで入力して使用するタイプのものです。コンビニなどに設置してある端末や店頭で簡単に購入できます。 今回の事例はその「サーバー型」のタイプです。この場合、カードに記載された番号自体に価値があるので、カードが手元にあっても他人に番号を教えてしまうと使われてしまいます。相談者は、カード(電子ギフト券)の写しをファックスで送ってしまったため、残念ながらセンターで確認した時には、詐欺業者によって既に使用番号は使えない状態にされていました。 資金決算法では、購入したカードの返金は原則的に認められません。これらは現金と同じ取り扱いなので、業者が受け取った場合は被害回復は困難ですが、使用される前であれば何らかの救済が図られる場合もまれにあります。早急に発行会社に連絡することが重要です。 納得いかない請求を受けた場合は、業者に連絡するのではなく、すぐにお住まいの市町の相談窓口や消費生活センターに相談してください。 |
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