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相談事例集 |
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■相談事例132: 子どものオンラインゲーム
小学生の息子が、親に無断で5つのオンラインゲームで遊び、クレジット会社から20万円の請求を受けている。数ヶ月前に私はスマートフォン(以下「スマホ」といいます)を新しく買い替えたが、息子は使わなくなった古いスマホで遊び、クレジットカードの情報もそのスマホに残っていたようだ。通信契約もしていないスマホでオンラインゲームができるとは思っていなかった。支払わなければいけないのか。(三十代、女性) |
子どものオンラインゲームに関する相談の多くは、親が知らない間に子どもがゲームのアイテムを購入し、クレジット会社から高額な代金を請求されたというものです。 ゲーム自体は無料でも、ゲームを有利に進めたり、より楽しく遊ぶアイテムは有料になっています。決済手続きは短時間で簡単にでき、現金のやりとりもないので、高額な決済をしている認識がない子どももいます。 事例のように通信契約をしていないスマホやタブレット端末のほか、携帯用ゲーム機、携帯型音楽プレーヤーの中にも家庭や街中の無線LANを経由してインターネット接続が可能で、オンラインゲームができるものがあるので注意してください。 クレジットカードは会員規約において管理責任を明記しているので、子どもが使った場合は家族間使用となり、カードの名義人である保護者に代金は請求されます。ゲーム会社は、トラブル防止対策として年齢の確認画面や利用金額の上限設定などを行う例が増えてはいますが、子どもが嘘の年齢で登録するケースもあります。民法上は親など法定代理人の同意のない未成年者の契約は取り消しができるのですが、カードの管理責任や登録時の嘘が業者との交渉を難しくすることがあります。 トラブルを防ぐためには、まず親子で話し合い、ゲームの仕組みや料金体系、決済方法などをお互いに理解し、遊び方やルールを決めることが重要です。大人はクレジットカードの管理責任を自覚し、子どもに見つからない場所に保管し、カード番号や暗証番号は教えないでください。利用明細も毎月確認しましょう。 |
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