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相談事例集 |
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■相談事例158: 点検商法のトラブル 〜その場で契約せず冷静に〜
3日前、突然家に訪ねてきた業者に「屋根瓦が浮いたように見える。無料で点検する」と言われた。点検してもらうと、修理が必要とのことで「梅雨前にやっておかないと大変なことになる」「今なら60万円でできる」などと強く勧誘され、断りきれずに契約してしまった。不審に思い、昨日、知り合いの大工さんに調べてもらったら「瓦は浮いていない」とのことだった。うそだったので解約したい。(80代、男性) |
●これは点検商法と呼ばれ、「無料で点検します」と販売意図を隠して消費者に近づく手口です。点検を頼むと、屋根や床下など普段なかなか入れないような場所に入っていき、「大変だ!」「早く何とかしないと危ない!」などと不安をあおって、工事契約を誘います。
●工事以外にも布団の点検や水道水の検査などのパターンがあり、「ダニがいっぱい」「こんなに汚れた水を飲んでいると病気になる」などと言って、高い羽毛布団や浄水器などを売りつけることもあります。
●こういう業者は、「今日契約するなら特別に値引きする」「商品は残りわずか」などと契約を急がせようとしますが、その場で契約してはいけません。工事や商品の契約が必要かどうかは、家族や周りの人にも相談しましょう。また、業者の説明をうのみにせず、他の業者に調べてもらったり、見積書をとったりして、冷静になって十分に検討しましょう。
●訪問販売で契約した場合は、契約書面を受け取ってから8日以内であればクーリングオフ(無条件契約解除)が可能です。期限を過ぎていても契約解除ができるケースもあります。
※ おかしいなと思ったときは、すぐに最寄りの「消費生活センター」または「各市町相談窓口」にご相談ください。 消費者ホットライン 「188 (イヤヤ!)」 |
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