相談事例集

■相談事例188： ネット通信販売トラブル〜事業者の連絡先　必ず確認を〜

２週間前、スマートフォンで見た会員制交流サイト(ＳＮＳ)の広告に、欲しかったズボンの写真が載っており、２本目が無料とあったので、その通販サイトでズボン２本を購入した。後日商品が届いたが広告内容と違い粗悪品だった。返品したいと思いメールで連絡したが、返信がない。サイトには電話番号は書かれておらず、連絡できない。返品したい。（40代男性）

●スマートフォンの普及や、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため自宅で過ごす時間が増えていることなどに伴い、当センターにおいても、インターネットなどの通信販売トラブルの相談が増加傾向にあります。ネットで買い物をしたが、「商品が届かず返金もされない」「偽物が届いた」「連絡が取れない」など、実体のない詐欺的なサイトで購入したことによるトラブルが多く見られます。 ●ネットでの購入前には、事業者の所在地、電話番号などを必ず確認しましょう。悪質な通販サイトを見分けるポイントは、�@運営者の氏名、住所、電話番号が記載されていない�A正規販売店の販売価格よりも極端な値引き�B日本語の表現が不自然�C支払い方法が銀行振込だけでクレジットカードが利用できない、などです。 ●ＳＮＳの書き込みや広告で消費者の関心を引き、不審な通販サイトへ誘導する悪質な手口もあります。書き込みや広告の内容をうのみにせず、リンク先の通販サイトの表示や注文手続きに不審な点はないか、慎重に確認しましょう。 ※ おかしいなと思ったときは、すぐに最寄りの「消費生活センター」または「各市町相談窓口」にご相談ください。