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相談事例集 |
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■相談事例224: 偽物が届くネット通販のトラブル 〜代引き配達での利用に注意〜
1週間前、画像投稿の交流サイト(SNS)で、ブランドバッグの安売りをしている通販サイトの広告を見つけた。通常10万円の品物が1万円で購入できると記載があり、代引き配達で注文した。昨日届き、色は同じだったが縫製が雑で、何よりブランドのロゴマークが違っていた。配達伝票に記載された事業者に電話をかけたがつながらない。返金してほしい。(40代、男性) |
●全国の消費生活センターなどには、ネット通販における「偽物」に関する相談が多数寄せられています。消費者は通販サイトの写真や情報を基に申し込みますが、「公式通販サイト」「正規品」と思って申し込んだはずが、実際は偽サイトで、届いた商品は偽物だったという相談が多く見られます。
●特に代引き配達の利用によるトラブルが増加しています。代引き配達の場合、消費者は宅配業者に代金を支払って荷物を受け取り、開封して初めて商品を確認するため、代金を支払う前に商品が「本物」か「偽物」かを確認することができません。
●販売価格だけに目を奪われず、次の点に注意し、少しでも怪しいと感じたら注文しないようにしましょう。
●偽物が届く通販サイトの特徴は▽販売価格が大幅に値引きされている▽通販サイトに記載されている日本語の字体、文章表現がおかしい▽販売業者の名称、住所、電話番号などの情報が通販サイトに表示されていない▽支払い方法が代引き配達しか選択できない▽代引き配達の送り状で、「依頼人」が販売業者の名称と異なっている―などです。
●特に百貨店、有名店などをかたる閉店セールのブランド品廉価販売には要注意です。
●代引き配達は依頼人を確認し、依頼人に覚えがなければ受け取り拒否が可能です。一方、代引き配達で宅配業者などに代金を支払った後は、宅配業者などからの返金は困難です。 |
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