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相談事例集 |
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■相談事例228: クレジットカードの不正利用被害 〜ネット上の情報入力に注意〜
5日前、クレジットカード(以下、カード)会社から、残高不足のため35万円が引き落としできないとの書面が届いた。預金残高は50万円以上あり、使った覚えもない。カード会社に問い合わせると、4カ月前の決済で電子マネーにチャージされたもので、5カ月前には50万円の同様の決済が行われているとのことだった。調査依頼をしたところ、「既に決済日より2カ月以上経過しており、取り消しできない」と言われた。不正利用であり取り消してほしい。(60代 男性) |
●「カード会社から利用した覚えのない請求があった」「カードを不正利用された」という相談が寄せられています。
●ネット通販の偽サイトや大手通販サイトを装ったメールなどのリンク先に個人情報やカード情報を入力すると、その情報が第三者に不正利用され、カード会社から身に覚えのない請求を受ける恐れがあります。ネット通販は信頼できるサイトか確認し、メールのリンク先に安易に個人情報などを入力しないことが大事です。
●カードが悪用されないために、次の点に留意しましょう。 @利用明細は必ず毎月確認し、カードを利用した際の伝票や注文確認メールなどは保管しておき、日付や金額を利用明細と突き合わせて確認する。 A不正利用が疑われる場合は速やかにカード会社に連絡し、利用停止の手続きと調査の依頼をする。ただし、家族が利用していたケースもあるので家族にも確認してみる。 B暗証番号・パスワードの使い回しや、推測されやすいものに設定することはやめる。 Cカード会社による調査の結果、規約違反や故意過失がなく、第三者による不正利用と判断された場合は返金・補償されることがあるが、多くのカード会社は一定の補償期間を定めているため、不正利用に気付いたら一刻も早く連絡する。 |
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