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相談事例集 |
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■相談事例234: 暗号資産のトラブル 〜SNS、知人の誘いに注意〜
3カ月前、交流サイト(SNS)で知り合った人から暗号資産の投資を勧められた。指示されて登録したアプリでやりとりし、指定された個人口座に何度か数千円を振り込むと、振り込んだ金額より多い金額を受け取ることができた。もっとお金を増やそうと思い振り込んだところ、私のミスで送金できないと言われ、指示されるまま何度も送金した。送金先の個人口座はその都度違っており、合計80万円を支払った。送金ミスを理由にさらに50万円を振り込むよう指示され不審に思った。事業者名は不明で連絡先はSNSの情報しかわからない。返金してほしい。(20代 男性) |
●全国の消費生活センターなどに、インターネットを通じて電子的に取引される、いわゆる「暗号資産(仮想通貨)」に関する相談が多数寄せられています。
●最近の相談事例を見ると「SNSやマッチングアプリで知り合った相手に勧誘されて送金したが、出金できなくなった」などのトラブルが目立っています。
●また、友人や知人から「暗号資産でもうかる。人を紹介すれば紹介料も入る」と勧誘され、お金を預けたが出金できない、返金されない―といったケースも見られます。
●トラブルにならないために次の点に注意しましょう。 @SNSやマッチングアプリなどで知り合った相手から暗号資産の投資を勧められた際は、詐欺的な投資話を疑う。 A友人や知人から暗号資産の投資を勧められた際は、人間関係と投資を切り分けて冷静に判断する。不審な場合は、きっぱりと断る。 B暗号資産交換業を行う場合は、金融庁(財務局)への登録が必要。取引前に必ず金融庁のウェブサイトで登録の有無を確認し、無登録業者とは取引しない。 C暗号資産は価格が急落して損をする可能性がある。契約内容やリスクが十分に理解できなければ、契約しない。 |
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