|
相談事例集 |
|
|
|
■相談事例244: きっかけは訪問購入? 〜犯罪まがいの深刻なトラブルにご注意を!〜
● 断ってもしつこく居座られ、二束三文で貴金属を買い取られてしまった
自宅に電話があり、「寄付のために不用品を買い取っている」というので、靴や服を用意した。 翌日購入業者が来て、用意したものは全て引き取ってもらうことになった。 しかしその後「貴金属はないか」と言われ、「ない」と何度も断ったが、査定だけでもさせて欲しいと言われ、何点か貴金属を見せた。すると全部で約1万円で買い取ると言うので断ったが、長時間居座られ、強引に契約書にアクセサリー一式と記入され、買い取られてしまった。 その後しばらくして冷静になり、1万円は安いと思うようになった。 (60 代 女性)
※ 中には、次のような犯罪まがいの深刻なトラブル事例も寄せられています ・ふと目を離した隙に、金のネックレスやダイヤの指輪などを業者に持ち去られたようだ。 ・人の役に立つならと思い訪問を了承したが、業者が帰った後、指輪がなくなっていた。 ・身に着けていた母の形見の指輪を業者から強引に要求され、怖い思いをした。 |
●購入業者が消費者の自宅に訪れ、物品の買い取りをする「訪問購入」の場合、購入業者は特定商取引法で定めるルールを守らなくてはいけません。
●寄せられた相談事例をみると、次のような特徴と問題点が見られます。 @突然訪問してきてしつこく勧誘、とにかく家に上がろうとする。 A電話であの手この手で来訪の承諾を得ようとする。 B購入業者名や、どの種類の物品について訪問購入の勧誘をするか告げていない。 C売るつもりがなかった物品も強引に買い取られる。 D物品名や価格を具体的に記載した書面を渡されない。 E消費者はクーリング・オフ期間中、物品の引渡しを拒むことができることを伝えていない。
●トラブルに遭わないため、次の点に注意しましょう。 @突然訪問してきた購入業者は、決して家に入れないようにしましょう。 A購入業者から電話がかかってきても、安易に訪問を承諾しないように しましょう。 ・訪問を承諾する場合は、一人では対応しないで、絶対に目を離さないようにしましょう。 B事前に、購入業者の名称、買い取ってもらう物品の対象をしっかり確認しましょう。 C買い取りの勧誘を承諾していない貴金属の売却を迫られたら、きっぱり断りましょう。 D購入業者から交付された書面をしっかり確認しましょう。 Eクーリング・オフ期間内は、購入業者に物品の引渡しを拒むことができます。 |
|
|