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相談事例集 |
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■相談事例252: 今から考えておきたい「デジタル終活」 〜スマホの中の“見えない契約”で遺された家族が困らないために〜
スマートフォンやパソコン等が普及した現代社会ならではの遺品として、「デジタル遺品」があります。 デジタル遺品に関する相談の中には、遺族が契約内容の確認や解約をしたくても、ID、パスワードの手がかりがないために手続きに困るケースがみられます。 ・故人のネット銀行の手続きをしたくても、スマホが開けず、契約先がわからない。 ・コード決済サービス事業者の相続手続きが 1 カ月以上たっても終わらない。 ・故人が契約したサブスクの請求を止めたいが、ID とパスワードがわからない。 |
●相談事例からみる特徴は? ・故人のスマホ等のパスワードがわからない場合、第三者がロック解除することは困難。 ・ネット上の資産は、実態を把握することが難しく、相続手続きに時間がかかる。 ・サブスクは、解約手続きをしない限り、請求が続いてしまう。
●デジタル遺品の処理で困らないための事前の対策は?(他人に見られないように注意!) ・万が一の際に、遺族がスマホやパソコンのロック解除ができるようにしておく。 紙にパスワードやその合言葉等を記入し、修正テープでマスキングして保管する。 ・ネット上の資産やサブスクの契約は、サービス名・ID・パスワードを整理しておく。 スマホのソフトウェア提供事業者が提供するアプリを活用することもできます。 *iPhone で Web サイトまたはアプリのパスワードを確認する(Apple) https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph0db74c881/18.0/ios/18.0 *パスワードを保存、管理、保護する(Google) https://support.google.com/accounts/answer/6208650?hl=JA&ref_topic=7188671 ・エンディングノートの活用(デジタルデータの情報を記載)を検討する。 法務省では、エンディングノートを無料で公開しています。 *エンディングノート 〜あなたに届け、わたしの想い〜(法務省/日本司法書士会連合会) https://www.moj.go.jp/content/001395858.pdf ・自分自身に何かあったときに備えて、スマホ等のアカウントにアクセスできる人を指名できるサービスを活用する。 *Apple ID の故人アカウント管理連絡先を追加する方法(Apple) https://support.apple.com/ja-jp/102631 *故人のアカウントに関するリクエストを送信する(Google) https://support.google.com/accounts/troubleshooter/6357590?sjid=11592436427606265203-AP |
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