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相談事例集 |
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■相談事例262: 賃貸住宅退去時トラブルの対処法 〜入居時からできる対策〜
●賃貸マンションの退去時に、クロスの全面張り替え費用を請求された。 約1年半居住した賃貸マンションを退去した。退去時の立会いの際、クロスは退去する際にいつも全面張替えをしていると言われた。 納得できないと伝えたところ、張替え費用は約14万円に減額されたが、契約書の特約にあるハウスクリーニング費用と合わせて、約20万円を請求された。 クロス張替えについては契約書に記載がなく、入居した時からあった傷なども費用に含まれており、金額に納得できない。 (30代 女性) |

●契約時:契約内容の説明をよく聞き、契約書類の記載内容をよく確認しましょう。 ・契約内容の説明をよく聞き、わからないことは確認し、理解した上で契約しましょう。 ・特に、禁止、修繕、退去時の費用負担に関する事項や、特約について確認しましょう。
●入居時:賃貸住宅の現在の状況をよく確認し、記録に残しましょう。 ・キズや汚れ、設備の動作など、できる限り貸主側と一緒に確認しましょう。 ・退去時のトラブル防止のために、写真やメモなどで記録に残しましょう。
●入居中:トラブルが起きたら、すぐに貸主側に相談しましょう。 ・機器の不具合や故障、雨漏りや水漏れなどのトラブルは、すぐに連絡しましょう。 ・無断で修繕すると、内容や金額、退去時の精算でトラブルになる可能性があります。 ・あくまで借りているものであることを意識し、日頃からきれいに使いましょう。
●退去時:精算内容をよく確認し、納得できない点は貸主側に説明を求めましょう。 ・できる限り貸主側と一緒に、賃貸物件の状況を確認し、メモに残したり、修繕が必要と思われる箇所の写真を撮ったりして、証拠となる記録を残しておきましょう。 ・納得できない費用請求は、国土交通省が定めている「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を参考に、費用の明細等の説明を求め、費用負担を話し合いましょう。 ・「経年劣化」や「通常損耗」の修繕費用は、賃料に含まれるものとされています。 |
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